2017年07月11日

娯楽トキドキ情報アワー土曜モチャリスタ ー 土曜劇場7月10日放送分

トキ北川タイトル:「企画営業課所属 高田正次 F」
出演:正次・上田よしみ・トキ北川
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小学生時代、授業参観で一度、班ごとに合奏を披露するというのがありました。
授業参観というより、家族を対象にした発表会といった趣でした。
曲目は今や忘れましたが、いつもの授業で練習している楽曲でした。
ただ、いつもと違うのは、どんな楽器を使ってもよい、ということでした。
音楽室の楽器を使ってもよし、家から持ってきてもよし。
あらかじめ班内で楽器の担当を決め、当日に向けて放課後に毎日練習しました。
私はリコーダー担当でしたが、一ヶ所でいいから是非これも吹きたい、と、鳩笛を持参しました。
家の茶の間の水屋に飾ってあったものです・・・父親がどこか旅先で購入してきた木彫りの民芸品で、尾の部分を吹くと「ほぉ」と鳩の鳴き声のような音が出るのでした。
なぜそれを使いたかったのか、今となっては分かりません、ひょっとしたら、何気なく持っていって提案してみたところ、他のメンバーが難色を示したので、なんか、意地になっていたところもあったのかも知れません。
実際に鳩笛を入れて練習もしてみましたが、メンバーいわく、全然合わない、とのことでした。
それでも、もはやどうしても鳩笛を使わなきゃ気持ちが収まらなくなっていた私は、リコーダーもちゃんとやるし、間奏の時にちょっと吹くだけでいいから! と懇願しました。
相談の結果、間奏とは言え、みんなが演奏している中に鳩笛が入ってくるとジャマなので、いっそのこと、間奏部分は鳩笛だけでいこうということになりました。
自分の妙なこだわりのせいで、班のみんなに迷惑をかけてしまった、とは思いながら、私は彼らの厚意に甘えました。
鳩笛をいちばん嫌がっていた女子には、「間奏部分は私ら関係ないからアンタが責任とってよ」と言われ、私は「うん」と言いましたが、責任の取り方等については何も考えていなかったと思います。
当日、黒板の前に班全員が並び、私の前には机があって、そこに鳩笛が置かれてありました。
前を見ると、クラスメイトたちの後ろに、いろんなクラスメイトのお父さんお母さんが並んでいました。
我々の演奏は、練習の成果と言える、それなりに連帯感のあるものでしたが、それを一旦停止させ、私以外のメンバーは全員直立、私はリコーダーを口から離して左手に持ち、机上の鳩笛を右手で口元に運び、静寂の中、おもむろに「ほぉぉぉぉ〜」と吹きました。
ひとつ間を置き、何もなかったかのようにメンバー全員の合奏が再開されましたが、しばらく聴いていたクラスメイトやご父兄の中に、「どよめき」とまではいかないような、小さな困惑が渦巻いているように感じました。
あの、鳩笛の音が止み、通常の演奏が再開された際の、私の感覚・・・今、私がラジオでどんなことをやっているのかを考えてみると、何らかの、原点であり出発点であった、ような、気がします。

えぇ、「企画営業課」シリーズ、ちょっと久々です・・・前回(2017年1月の配信)で初登場した、半田課長の息子の授業参観風景・・・どうぞ、楽しめるものなら、楽しんでください。
なお、今回は捨衣さんが登場しません、にもかかわらず上田よしみが出演するということは、別の役ということです。
また、トキ北川は二役ですが、声も喋り方も、二役の区別はつかないと思います。

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posted by fm814 at 16:56