2019年02月26日

娯楽トキドキ情報アワー土曜モチャリスタ − 土曜劇場2019年2月23日放送分

トキ北川

ペットショップ @
出演:トキ北川
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番組では時折申し上げますが、我が家には現在、様々な水生生物がいます。
亀2匹、イモリ3匹、ドジョウ1匹、プレコ1匹、コリドラス5匹、ネオンテトラも5匹、その他、コッピーやメダカや、熱帯魚の数々、ヌマエビなどが不特定多数(知らない間に死んだり生まれたり、今や数は分かりません)・・・3つの水槽に分けて、彼らは彼らなりに生活を営んでおいでです。
自分の家がこんなことになるなんて、かつては考えもしませんでした。
幼い頃にはいろいろ飼っておりましたけれども、成人してから、いや、中学生にもなると、動物を飼うということに躊躇する思いを抱えるようになっておりました。
極度の無精者であり横着者でしたので、世話なんかとても出来ないという思いもありましたし、そもそもあまり動物に興味がなかったというのもありました。
ただ、最たる理由は、死別するのが嫌だ、ということでした。
たとえば旅先で、どういうわけか動物に妙に懐かれたという経験が、私の人生の中でも幾度かありました。
毎日私の顔を見ると喜んで足許に走ってきてくれる犬とか、毎日私の姿を見つけるとついてくる猫とか。
ただしそれは旅先なわけで、いくら可愛くても連れて帰るわけにもいきません。
その犬はよそ様の飼い犬でしたし、猫については、私、猫アレルギーですし。
仮に連れて帰ってもよい状況であったとしても、自分のいい加減さとか、本格的にペットを飼うことの大変さとか、そういうことを考えた末に、実践はしなかったと思います。
ということで、その土地を離れる日が、彼らとのお別れの日でもある、ということになります。
そんな時に感じる、何かしら、鼻の奥がジュンとなる感覚・・・もっと長らく生活をともにしていたペットとなると、一体どれほど大きな精神的動揺を抱えることになるのだろうと、そんなことを考えると、とてものことに動物を飼おうなどという気持ちにはなれませんでした。

魚を飼いはじめたキッカケは、単なる興味でした。
スーパーマーケットの花屋さんで、小さな金魚鉢みたいなのと花瓶が一体化したような、花の根元でコッピーが一匹泳いでいるという商品を目にしまして、それが可愛くて購入したことでした。
一匹だけでは淋しそうなので、ペットショップであと数匹コッピーを購入し、小さい鉢では窮屈かと思い、もう少し大きな水槽を購入し、そうこうしているうちに、今のような状況になってしまいました。
魚という存在を軽視していたところも、かなりあったと思います。
声を発することもなく、毛も生えておらず、そんな生き物が死んだとしても、犬や猫が死ぬほどショックは受けないだろうと、そう思っていたのです。
ただまぁ、そのことについては、初めてドジョウが死んだ時の自分の凹みようで、完全なる勘違いであったことを痛感いたしました。

本作の、この、客・・・いろいろ言ってますが、私自身であるところと、そうでないところがあります。
次週も続きます。

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posted by fm814 at 00:00

2019年02月20日

娯楽トキドキ情報アワー土曜モチャリスタ − 土曜劇場2019年2月16日放送分

トキ北川

ご乗車ありがとうございます。車掌の空廻です。B
出演:トキ北川
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まぁこれまで誰かにそんなこと尋ねられたことはありませんが、列車の車窓の風景として最も印象深いものはと尋ねられれば、長野駅から日本海の方向へ伸びる、JR飯山線、と、自分で思っておりました。
十代の頃から長野県が大好きで、年に数回足を運んでいたこともありますが、その際に最もよく利用する列車でした。
線路が千曲川と並行して進んでゆくので、長野駅から出発して右側は、その千曲川を中心にした実に素朴な風景が目を癒してくれるわけです。
あれは長野五輪の頃だったと思いますが、全座席が右側を向いているという車両に遭遇したこともあります。
私も初めのうちは右側の風景に見とれていたのですが、早い段階で、逆側、すなわち左側が気になりはじめました。
全座席を右側に向ける車両など作られた日には、なおのことです。
美しい部分を見せられようとしている、ということに感づくや否や、それ以外の部分が存在することを察知してしまいます――この場合は、千曲川を中心とした、日本の原風景的なノスタルジイというようなものを提供されようとしているのであろうと――そうすると、まぁここから先は個人差ございましょうが、私みたいな人間の根っこからひねくれたような者は、そんな手に乗るかと、そんなシットリとした魅力に耽らされてたまるかと、そう考えてしまいます。
で、左側ばっかり見ておりますと、そこに広がるのは原風景でもノスタルジイでもない、単にリアルな現実でありまして・・・まぁ・・・結局こっちの方が見応えはあります。
最近足を運んでいないので、どう変化しているのかは分かりませんが、20年ほど前までの「左側の風景」を思い出してみますと・・・スキー用品の会社が建てたと思しき、小さめの「自由の女神」が山の麓に立っておりまして、まぁ一応本家同様のポーズをとってはいるのですが、それが何とも気まずそうで、なぜ私はこんな所でこんなポーズをとっているのだと、そんな風に思っていそうで、でもそこから動くことは許させておらず、自由どころかいかにも不自由で窮屈な印象をこちらに与えてきておりました。
いつの日にか自由な身になることを夢見ている「不自由の女神」、とでも申しましょうか。
また、これはわざとそうしてあったとしか思えないんですが、日が暮れてから通りますと、とあるパチンコ屋の「パチンコ」のネオンが、「パ」の字だけ消えておりまして――数年間その状態でしたから、やっぱり、わざとだったとしか思えません。

数年前、私は故郷に戻りまして、今は自分が生まれ育った町で、また生活しております。
今や、最も印象深い車窓の風景は、この町を通る某私鉄の列車から見る風景、でしょう。
たまに見るからインパクトがあった長野県の車窓とは違い、毎日のように見ていたからこそ何も思わなかった車窓が、20年ほど離れていたからこそ、何とも感慨深い風景を私に見せてくれております。
当時と何も変わっていない看板やビルの一つ一つが、今の私の心をクチュクチュとくすぐってきます。

私の頭の中に広がる電鉄会社、「ハイホー電鉄」。
有り難いと申しましょうか、嬉しいと申しましょうか、リスナーさんの中にも、私と同じように、その線路を頭の中に広げてくれている方々もいらっしゃるようです。
これからも一緒に、その架空の車窓風景を堪能していただければ、思うツボ、いや、光栄です。


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posted by fm814 at 00:00

2019年02月13日

娯楽トキドキ情報アワー土曜モチャリスタ − 土曜劇場2019年2月9日放送分

トキ北川

愛の闘い 〜「形」その後〜
出演:トキ北川
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「オチ」というものがあります・・・つまりは結末部分です。
日常会話にも「オチ」を求める人がおり、話を聞いた末に「で、オチは?」みたいなことを言われたりもします。
私だって日頃、笑いこそを重要視している作り手なのですが、どうも「オチ」の重要性については、あまり頓着していないのです。
そんな、人を唸らせるようなオチを次々に思いつく才能は私にはありませんし、次々どころか、凄いオチなんて一生頑張っても作れません。
そんな凄いのを作らなくても、みんなが気持ちよくなれたり楽しくなれたり、そんな程度のものでいいんでしょうが、そんなオチすら、コンスタントに作る自信はありません。
さらに、小心者の私にしてはちょっと思いきったことを言いますが、これは私限定というわけではなく、世の中の「オチ」にさほどたいしたものがあるとも思えないのです。
「落語」という話芸ジャンルには「落」という言葉が入っており、ことさら「オチ」を重要視するようなイメージも、なくはありませんが、面白い「オチ」はたまにあっても、唸るほど凄いオチがいくつあるでしょうか・・・こんなものは個人的な好みの問題でもあるでしょうが、私にとっては「たちぎれ」のオチくらいかと思います。

私は「オチ」という思想自体があまり好きではないのかも知れません。
笑いのみならず、小説なんかでもそうなんですが、どうしようもないようなことをグダグダグダグダ喋り続けてるとか、登場人物が袋小路でウダウダし続けているとか、そういうのが大好きです、いつまででも読んでいたくなります。
そのどうしようもない描写や会話自体が、私にとっては珠玉です。
話芸も同様で、どうしようもない会話それ自体が、私にとっての落語であり漫才です。
そのウダウダグダグダとした無駄な時間の積み重ねを、たった一瞬の「オチ」で全て片づけられたくはないのです。
そんなわけで、私にとって台本というのは、いかにウダウダしているか? グダグダしているか? その中にその人の内面や、両者の関係性や、彼らが存在している背景を浮き上がらせることができるか? ということに尽きるわけでして、たとえばストーリーがどれほど面白く展開して、それが結局どこへ行きつくのか、というようなことについては、作り手としても受け手としても何も考えておりませんでして。
ホントにマァ、作り手としても受け手としても最低と申しましょうか、こんな人間が台本を書いたりする資格を持っているのかどうかすら疑わしいんですが、そこはまぁ、「表現の自由」とやらを盾に、今後も細々と作り続けはします。
ただし、世の中に広く打って出る資格はないと自分で思いますので、あくまで細々と。

ホントに・・・このシリーズをやるたびに、こんな言い訳ばっかりしているような気がします。
まぁ私だってラジオ番組をさせていただいているわけでして、番組には時間枠というものがあるわけでして、そうそういつまでもグダグダウダウダしてるわけにはいかないんですが・・・このシリーズはまぁ・・・私にとっての夢の実現とでも申しましょうか・・・リスナーさんには少なからずご迷惑をおかけしておりますが、ただの会話をほぼリアルに再現しているだけなんでありまして。
ということで、このカップル、まだ同じ店でビール飲みながら喋ってます・・・まぁ、ホントすみません。

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posted by fm814 at 00:00