2017年03月29日

娯楽トキドキ情報アワー土曜モチャリスタ ー 土曜劇場3月25日放送分

トキ北川タイトル:ごてくさ
出演:トキ北川
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ごてくさ
出演:トキ北川
番組でも申し上げたことがありますが、私を四字熟語で表すなら、「本末転倒」ではないかと思います。
番組内でも、話の本筋を、頻繁に見失います・・・そして二度と本筋には戻ってこないこともあります。
先日、私の番組を最近聴きはじめてくれたリスナーさんから、「天気予報でどんだけ話を引っ張る!」というようなメッセージをいただきました。
話を引っ張るだけならまだしも、時折、天気から話が脱線して、フリートークになってしまうこともあります。
10分ほど経過して、はて、俺は今、何をしているんだろう、と思い当たり、慌てて天気予報に戻ることもありますし、時には突然「以上、天気予報でした」と、シメの言葉だけを残す場合もあります。

台本はどうかと申しますと、これも変わりありません。
若い頃、自分の書いた小説を尊敬する小説家の先生に何度か読んでいただいたことがありました。
先生に飲みに誘われ、私の小説についていろいろご指導いただくのですが、いつもまず「ホントに君はどうしようもないねぇ」から話がはじまりました。
もちろんそこから、私のどこがどうしようもないのか、というところも具体的に言っていただきました。
いわく、君の書いたものはどうしていつも、読んでいて唖然とするくらい話が増殖してゆくのか? しかもどんどんと、どうでもいいことばかりが増殖してゆき、結果、何を読んでいるのか分からなくなる、と。
でもまぁ読んでいるうちに妙に面白くなってくるのは否定できないし、このまま頑張ってほしいという風に、思わなくもないんだよ、というようなことを、よく言われました。
先生がどの程度本気でそう言ってくださっていたのかは分かりませんし、現在の私は小説ではなくラジオコントやラジオドラマの台本を書いているわけなんですが、それでも私は先生のお言葉を実践し続けているつもりでありまして、その結果が・・・まぁ、いつも聴いてくださっているようなものです。
だからと言って、こんな書き手になってしまったのは、何もその先生のせいではなく、全面的に私のせいであり、私が悪いのです・・・え、私の台本、そんなに悪いですか?
まぁ良い悪いは聴いてくださる方々にお任せいたしますが、話が増殖してしまい、事によっては本末転倒になってしまうことは、否定できませんし、私自身は、それでいい、いや、それでこそ、いい、と、思ってしまっているのです。

そもそも私は、こうしてラジオに出演させていただくようになるまで、ラジオに携わりたいなどとは思っていなかったわけで、私の人生それ自体が、「本末転倒」であると言えます。
「本末転倒」のなれの果て、とても申しましょうか、今後もマイクの前で、ゴテクサと実のない話を展開する以上の何もできないはずですが、来年度以降も、よろしくお願いいたします。
今回は架空のトキ北川を演じさせていただきましたが、実際のトキ北川は、もうちょっとマシ・・・だとは思います。
作品内で架空のトキ北川が申し上げている通り、4月から、親愛なるやっちゃんの後を引き継ぎ、「昼ドキハイホー水曜日」も担当させていただくことになりました。
さかきゅうちゃんからやっちゃんへ、非常に味わい深い男性DJが務めてきた枠です。
身の引き締まる思いです。
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posted by fm814 at 20:09

2017年03月25日

娯楽トキドキ情報アワー土曜モチャリスタ ー 土曜劇場3月18日放送分

トキ北川タイトル:五目飯 〜シリーズ「5」L〜
出演:上田よしみ・トキ北川

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五目飯 〜シリーズ「5」L〜
出演:上田よしみ・トキ北川
今でもあるのでしょうか、後尾に印鑑が付いているボールペン。
ボールペンで署名して、すぐに実印が押せるという、まぁ、ある程度実用的な価値があるのでしょうし、わざわざ自分の苗字が刻まれているわけで、それはそれで贅沢な品でもあるのでしょう。
私が初めてそれを見たのは、小学生時代・・・父親が私にくれました。
とは言え、私にプレゼントするために買ったとは思えません。
それならもっと私が喜びそうなものを選ぶはずです。
どこかで買ったものを、結局必要ないから私にくれたのか、それとも誰かに貰ったものを、結局必要ないから私にくれたのか、いずれにしても結局必要なかったわけです。
父親がどれほど気軽にくれたのかは分かりませんが、貰った私は、まんざら悪い気もしませんでした。
鉛筆の後尾に小さな消しゴムが付いているものは知っていましたし、その組み合わせは当時の私にも実用性が理解できました・・・鉛筆を使っている最中に消しゴムを使う必要が生じることは、当時の私にもあったからです。
しかしボールペンと印鑑という組み合わせは、当時の私にとっては突飛以外の何でもありませんでした。
ボールペンを使った直後に印鑑を使うことがこの世にどれほど多いことか、当時の幼い私が知る由もありません。
ただただ突飛な組み合わせがエキサイティングで、とても嬉しく頂戴したのを覚えています。
ただし、やはり幼児に印鑑を押す必要性自体あるわけもなく、しばらくはノートや画用紙に無意味かつ気まぐれな捺印を施して遊んでいましたが、その後、それをどうしたのか・・・記憶すらありません。
そのうち捺印ごっこに飽きてくると、その組み合わせがただ突飛なだけに思えてきました。
社会人にとってこの組み合わせは単に突飛なわけではないはずですが、この商品が世の中にさほど定着しているとも思えず、突飛な組み合わせではないにせよ、ボールペンと印鑑は別個でもかまわないものだということなのでしょう。

同じような突飛さを、電話とカメラという組み合わせに感じたことのある方、いらっしゃいませんでしょうか?
携帯電話が広く世の中に普及しはじめた当初です。
何の気なく、カメラなんか使わないからそんなの付いていないのを下さいと店員さんに注文すると、そんなものありませんということでした。
・・・印鑑付きボールペンと、カメラ付き携帯電話・・・私には同レベルに感じられるのですが、両者の決定的な差異は、世の中にどれほど普及したのか、という点に尽きます。
今の子供たちにとって電話と言えば、カメラのみならず様々な機能が付いているもの、というか、もはや電話ですら、あの薄っぺらな長方形の物体の中の一機能でしかないのかも知れません。
今や電話とカメラは、さも当然であるかのように共存しています。

世の中、本当に必要な、本当に唯一無二の組み合わせというのが、一体どれほどあるのでしょうか?

さて、ハツヱちゃんです・・・もう土曜劇場13度目の登場。
彼女に言わせると、言葉だって、男と女だって、所詮はボールペンと印鑑のようなもの、なのかも知れません。
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posted by fm814 at 20:01

2017年03月14日

娯楽トキドキ情報アワー土曜モチャリスタ ー 土曜劇場3月11日放送分

トキ北川タイトル:アレルギー
出演:トキ北川
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アレルギー
出演:トキ北川
私は猫アレルギーです。
猫に触れると、触れた箇所から湿疹症状が広がってゆき、目の痒みが次第に腫れとなり、クシャミが止まらなくなります。
猫のいる部屋や、猫を飼っている家にお邪魔するだけでも(おそらく猫の毛が散在しているからでしょう)、同様の症状に見舞われます。
このことは幼い頃から発覚していましたので、長らく、猫を避けて生きてきました。
猫を避け続けて、約40年です。
そうこうしているうちに、エライもんで、自分は猫が嫌いなんだと思うようになりました。

ただし、これも若い時分から薄々気づいていたことなのですが、どうも私は、猫が嫌いというわけでもないようです。
あまり近寄ると発症しますから、ある程度距離を置かねばなりませんが、猫を見ていても、不快な気分になったりしませんし、大っきらいな人に会った時に首筋から背筋に感じるような、悪寒のようなものもありません。
それどころか、猫によっては思わず抱きかかえてしまいたいという衝動に駆られることさえあります。
そもそもなぜ私が猫アレルギーだと分かったかと言えば、知り合いの飼い猫を抱きかかえたことだったわけで、その段階では猫に対して何ら嫌悪感など抱いていなかったばかりか、極度に臆病な子供だった私が、前向きに自分から触れ合おうとしていたということになります。

犬派? 猫派? という問いかけがありますが、私は犬も猫も、基本的に嫌いではないはずです。
ただし、人間と同じように、犬にも猫にも嫌いなタイプのヤツはいます。
そうでない限り、犬も猫も、精神的には問題ありません。
犬と猫を差別する、私にとって唯一無二の障壁は、身体的問題、アレルギーです。

以前、長野県の蕎麦屋の店先に、「蕎麦アレルギーの方へ。当店ではお客様に対しまして、何らご提供することができません」という貼り紙を見たことがあります。
業務上の断り書きという以上に、店主の無念を伝える非常に切ない文言でした。
その貼り紙を見て以来、私は好きなタイプの猫(色などに好みはありません、大きいよりは小さい方がいいです、で、毛なみなどあまり整っていない、適度にボサボサの猫が可愛いと思います)を見ると、触れたいけど触れられないという私側のジレンマはともかく、あちら側(つまり猫側)にもジレンマがあってくれたりしないかしら、などと気持ちの悪いことを考えてしまうようになりました・・・
街を歩いていて、野良猫と眼が合います・・・しばらく見つめあったあげく、猫はゆっくりと目をそらし、同じくらいゆっくりと体を翻らせてどこかへ歩いて行ってしまいます・・・その時、猫はこう呟いているのです・・・私はアナタに、こうして見ていただく以上に喜んでいただくことができません・・・お互い好き合っていながら、諸々の事情で触れ合うことができないという、私と同様の無念を、猫の側も抱いてくれて、この妄想気持ち悪いですか?
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posted by fm814 at 20:29