2017年08月08日

娯楽トキドキ情報アワー土曜モチャリスタ ー 土曜劇場8月5日放送分

トキ北川タイトル:「高田川先生のお料理道場 I」
出演:正次・上田よしみ・トキ北川
icon_new2.gif

人間、何歳になってもいろんな可能性を持っているものです。
ただし、たとえば16歳の人間が持っている可能性と、46歳の人間が持っている可能性とでは、その質も内容も、かなり違うものです。

私は46歳、もちろんまだいろんな可能性を持ってはいますが、そうは言っても、その多角性と言おうか多様性と言おうか、その広がりにはかなりの限度があります。
プロ野球選手やアイドル歌手には、もうなれません。
体力や見た目の問題だけではありません、医者や数学者を目指しても無理でしょう。
理科系は無理、というだけの問題でもありません、弁護士だって教師だって無理です。
資格がどうこうというだけの問題でもありません、どこの会社だって私みたいなの、今さら雇ってはくれません。
そんな私も、十代の頃には、今挙げた全ての職業に就ける可能性を持っていました。

可能性、と一口に言っても、若い頃の可能性というのは四方八方に伸びているのに対し、年齢を重ねた者の可能性というのは、これまでの方向づけの上に成り立っています。
これまで何をしてきたのか、というキャリアと信用の上にしか、たいした可能性はないかも知れません。
もちろん、これまでの自分のキャリアを覆すような転身を試みることだって充分可能で、実際そういう方もたくさんいらっしゃるわけですが、そういう場合だって、新しい分野を進む上での様々な判断をしてゆく、その判断基準は、これまでの自分の人生に根づいたものになるでしょう。

人間は生きてゆけばゆくほど、いろんな意味で専門家してゆきます。
世の中にはいろんな専門家の方がいらっしゃいますが、自分は何の専門家でもない、と思っていても、また、何の専門家にもなりたくないと思っていても、生きてりゃぁ、何らかの専門家になってしまっているはずです。
まぁ、よく言えば、専門家・・・よく言わなけりゃ、硬直化、とでも言うのか・・・

アナタもきっと、何かの専門家になっているはずです。
私みたいなエェカゲンな人間ですら・・・そうやなぁ・・・まぁ、しょうもないラジオドラマを作る専門家、では、あるかと思います。
書店や図書館の書架を、時間をかけてじっくり見てゆくと、いろんな著書が出版されています・・・ゴキブリの歴史・・・砂とは何か・・・ネジとネジまわしの歴史・・・埃の正体・・・森羅万象ひとつひとつに、専門家が存在するわけです。

さて、高田川先生のお料理道場、記念すべき10回目、ですが・・・ここには料理の専門家は一人もいないような・・・粉の専門家しか。
それにしても先生、何をそんなに貧窮なさっているんでしょうか。

Windows Media Playerをご利用の方 ↓ b_windows.gifWindows Media
posted by fm814 at 17:13

2017年08月02日

娯楽トキドキ情報アワー土曜モチャリスタ ー 土曜劇場7月29日放送分

トキ北川タイトル:「雷」
出演:トキ北川
icon_new2.gif

毎週天気予報をお伝えいたしておりますが、気象予報士でもありませんし、天気のメカニズムなんてものは何も理解できておりません。
学生時代の理科系の授業で習ったような気もしますが、習ったような気もする、という程度にしか覚えていません。
澄ました顔でお伝えしながら(もっとも、ラジオで顔はどうでもいいことですが)、その、自分がお伝えしていることの具体的なイメージが何らできていないということを吐露せざるを得ず、そんなことをいちいち吐露したりしているから、私の天気予報は長くなってしまいます。
いつも放送で申し上げている通り、「気圧の谷が接近」というのは実際何がどうやって接近してきているのか、まったく分かっておりません。
「気圧の谷」と「湿った空気」というのはいつも1セットになっているような気がしますが、なぜこの両者はそんなに仲がいいのか、仲がいいというかビジネス上のパートナーみたいなもので、息が合うのか目的が同じなのか、いずれにしても名コンビと呼べる関係なのだろう、というような、どこまで行っても漠然とした、イメージというか、それ以下の、下らない類の寓喩に終始したあげく、「まぁ昔のプロレスで喩えればディック・マードックとアドリアン・アドニスみたいなもんなんでしょう」くらいのシメしか思いつきません。
有り難いことに、こんなどうしようもない天気予報にも反応してくれるリスナーさんもいらっしゃいまして、「今日のコンビ懐かしい」とか言ってくれる方とか、お天気を自分なりに昔のプロレスに喩えて送ってきてくれたりする方とか、世の中にはいろいろと奇特な方がいらっしゃるものです。
今年のお正月でしたか、書き初めをしたので送ります、と、画像入りのメッセージをいただき、画像を見てみると、見事な毛筆の達筆で「気圧の谷」と書かれてありました。
ホントに、何とお礼を述べればいいか分からないくらい、感謝いたしております。
「湿った空気」はともかく、「気圧の谷」なんていうのは元来比喩表現のはずです。
本当に谷が移動してこちらへ接近し、通り過ぎてゆくわけではありません。
言ってみれば比喩的慣用句の一つで、「腹の虫がおさまらない」とか「海老で鯛を釣る」とか「棚からぼた餅」などと同様、本当に言葉通りのことが起こるわけではなく、その隠喩に隠された本来のメッセージを受信者が汲みとらないといけない言葉です。
つまり受け手がその真意を知らなければ意味がないわけですが、私は「腹の虫がおさまらない」も「海老で鯛を釣る」も「棚からぼた餅」も意味が分かっているつもりですが、「気圧の谷」の意味については、ほぼ、分かっておりません。

この時期の天気予報には、「雷」という言葉がよく登場します。
先日、正次が生放送に出演した際、彼に雷について説明を求めたところ、なんか、雲がどうとかこうとか言っていました・・・そうですね、雷って、雲と連動しているイメージはありますね。
ただまぁ・・・それ以上は二人とも分かりません。
ちょっと調べれば分かることなんでしょうが・・・敢えて調べずに、天気予報を続けます。

私が考えた、雷発生のメカニズム・・・というほど大げさなものではありませんが、お聴きください。


Windows Media Playerをご利用の方 ↓ b_windows.gifWindows Media
posted by fm814 at 00:00

2017年07月25日

娯楽トキドキ情報アワー土曜モチャリスタ ー 土曜劇場7月22日放送分

トキ北川タイトル:「研修」
出演:上田よしみ・トキ北川
icon_new2.gif

一度ラジオ出演を半年お休みさせていただいていた時だから・・・3、4年前かな・・・新聞配達をしていました。
なにしろ時間的な拘束は他の職種に比べて短いので、十代の頃、やってみようかと思ったことはありました。
ただし、夕刊の時間にはまだ学校だし、やるとしたら朝刊の配達ということになりますが、朝が早いというのは、当時典型的な怠け者でしかなかった私には、最も避けるべき試練でした。
それに、速く配らなければならないという迅速性と、間違いなく配らなければならないという確実性の双方を求められるわけで、そんなの自分には無理だ、とも思いました。
「迅速で確実」なんてどんな職種でも必要なわけですが、それがどれほど直接的な結果として表れ、評価の対象となるか、という点は、職種によって様々です・・・新聞配達は、作業はシンプルで単純な分、迅速性と確実性を直接求められる、というよりそれしか求められないわけで、しかもその迅速性と確実性がそのまま結果として表れる、というかそれしか表れないわけで、つまりそんな風にシンプルな人間能力だけでシンプルに評価されるという、理屈も誤魔化しも利かない直接性が、シンプルな人間能力には今も昔も自信のない私には、十代の頃から恐ろしかったのです。
だから、ラジオをお休みして、それまで台本書きやら編集やらといった作業に費やしていた時間をいかに過ごすか、と考えた結果、少しだけ、自分に意地悪をしてみる気になったのでした。

配達員のほとんどは、私より年上で、私の父か、それ以上に年配の方も大勢いました。
その配達員たちを束ねていたのは、私より一まわり年下の、恰幅のよいお兄ちゃんでした・・・この人、ここ数年で私が出会った中で、最も印象深い人です・・・何と不思議で、何とたいへんな仕事だろうと思っていました。
私を含め、部下のほとんどは、自分より遙かに年上、中には父親どころか祖父といった年齢の部下すらいるわけです。
人生の大先輩であり、部下・・・そういう人間たちを束ね、管理するなんて、少なくとも私には出来ません。
彼の下で働きながら、私は「人に教える」とか「人を束ねる」とか、そういったことについていろいろ考え、学ばせてもらいました・・・そりゃぁまぁ、いろいろ迷惑もかけました・・・配達以前に、手先が不器用な私にとっては折り込みチラシを新聞に挟み込む作業すらなかなか上達しなかったし、当初は「不配」すなわち配り忘れの常習犯でしたし・・・大量の新聞を前後に積んでの自転車運転の難しさにもなかなか慣れず、中でもとりわけ派手な大転倒によって出来た傷は、今でも私の肘と膝に残っています。
もちろんその都度注意も受けましたが、この人によくない感情を抱いたことは、ただの一度もありませんでした。
殊に初めの研修期間なんてものは、こちらは果てしなく無能に近いわけで、いくらでも蔑まれ嘲られる可能性だってあるわけですが、コチトラだって人間なわけで、いろんな感情くらいは抱いてしまうわけです・・・その点、彼の注意は素直に聞けたし、受け入れられたし、彼の下でなら、私なりに謙虚に前向きに、向上を目指すことができました。
私はたいして人の上に立ったことも人を束ねたこともないので、彼の上役としての素晴らしさを分析することはできませんが・・・どういうんでしょう、彼もこちらのために、いろいろ努力したり妥協したりしてくれていることがすごく伝わってきた、というか・・・彼や、個性的な配達員の人たちと過ごした半年は、今でも爽やかに懐かしめます。

さて、まぁどんな職種にも、研修期間というのはあるワケで・・・どういう人に指導されるか、というのは重要なことでして・・・殊に指導される側が、私みたいにナイーヴな弱虫である場合はなおさらです。

Windows Media Playerをご利用の方 ↓ b_windows.gifWindows Media
posted by fm814 at 18:50